住宅ローン返済額が家賃と同じという広告の罠

「住宅ローン返済額が家賃と同じ」「家賃はローンに比べてお金を捨てているようなもの」などという広告や宣伝文句は数多くあふれています。

しかしこのような広告や宣伝文句には、いろいろ罠が隠されていることを覚えておきましょう。

・35年返済ならローンのほうが安くて当然

まずほとんどの広告で、ローン返済期間は35年となっています。

はっきりって35年も毎月返済するなら、家賃より安くて当然です。

なぜなら、返済期間が長ければ長いほど、1ヶ月あたりの返済額は少なくなるからです。

これを30年返済や25年返済で計算し直すと、あっという間にローンのほうが高くなります。

・金利を優遇金利や固定期間選択型金利で計算している

ローン金利を計算するときに、当初2年間だけは金利が安い優遇金利や固定期間選択型金利で計算しています。

しかしこれだと優遇金利期間や固定金利期間が終了した後2,3年後には金利が上がりますから、家賃より高くなることがあります。

つまり変動金利に移行した場合の金利はどうなるかわからないのに、あたかも優遇金利期間だけの金利を見て家賃より安いといっている可能性があります。

・ボーナス返済を計算に入れていない

家賃とローンを比較したときに、ローンの毎月返済額を低くみせるために、ボーナス返済を除いて計算していることがあります。

ボーナス月にはボーナス返済額+毎月返済額の両方を返済しなければならないのです。

・固定資産税、管理費、修繕費を考慮に入れていない

家賃を支払っているときは、固定資産税、管理費、修繕費はすべて大家さんが支払ってくれます。

これに対してマイホームを購入すると、固定資産税、管理費、修繕費はすべて自分で支払わなければなりません。

マンションの場合はローン返済に加えて管理費や修繕積立金が毎月引き落とされますが、これはローン返済額には含まれていません。

また一戸建ての場合も、10年ごと20年ごとに外壁や水回りの補修をしなければならないのですが、その費用はローン返済額に追加して支払わなければならないのです。

家賃を支払って住んでいる場合は、そのような費用はすべて大家さんが負担してくれていますから、気がつかない人が多いのです。

家賃と住宅ローンとどちらが得なのか?

家賃と住宅ローンとどちらが得かを決めるには、つぎのようなことがポイントになります。

・これから人気の出そうな場所である
・頭金を多くして借入額を減らす
・なるべく短い期間で返済して利息負担を減らす

このような条件にあてはまればあてままるど、家賃より住宅ローンのほうが得になります。

わかりやすく言うと、自己資金を十分に貯め込んでいるのに家賃を支払っているのは損だ、ということです。

自己資金が十分にあってもなくても、住居費というのは必ずかかるものです。

それならば持っている自己資金を、住宅という資産に変えて自分のものにしたほうが、家賃を支払うより得なのです。

自己資金が全然ない方というのは、

→ 頭金がないので借入額は多くなる → 借入額が多いと毎月返済額が多くなる → それは大変なのでローン期間を長くして毎月返済額を減らす → ローン期間を延ばすことでさらに利息が増える → よって支払いが苦しくなる

という悪循環におちいります。

やはりどんな住宅ローンを組むにせよ、自己資金や頭金はとても大事なのです。

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